弐千七年参月弐拾壱日

幽霊は本当にいるのか4
505 :自夜[]:2007/03/21(水) 12:03:28 ID:dNUbfqnM0
 >>503さん
 >どういう理屈で子供には見えて大人には見えないのか
 老化による機能喪失若しくは機能低下
 成長によるフィルター機能の発達
 ちょっと考えれば他にもありそうですけどね
 
 可能性ある理屈を一例でも示せば子供には見えるというのがトンデモと言う意見に
 対する反論になるでしょ

幽霊は本当にいるのか4
510 :自夜[]:2007/03/21(水) 12:40:54 ID:dNUbfqnM0
 >>509さん
 具体例を挙げないと何を言われているかわからない と?
 
 それは単に知識不足或いは勉強不足ではないでしょうか
 その程度しかない知識でよくトンデモとか断定できますね
 
 まぁ、いいでしょ
 
 老化は肉体的な老化です。目のレンズの調整機能が衰えるのは広く知られた事実ですよね
 他にもいろいろ老化現象があって、比較的初期に顕れる老化現象によって子供のころ見えてた
 すなわち認識できていたことが認識できなくなる。そういう可能性はありますよね
 
 例えば、目の中の血管は実は見えているんですが、フィルター機能によって認識していない
 というのは、広くかどうかは知りませんが、事実です。つまり視覚に関しては間違いなく
 フィルター機能が存在すると言うことですね
 このフィルター機能がいつ身に付いたのか。生まれる時にはついてたと考えるのは無理が
 あるんじゃないでしょうかね。何故なら、生まれた時は視覚による識別能力そのものが
 未発達であり、その後の見るという経験で識別能力が備わる訳です。識別能力が備わって
 いない状態でフィルター機能が備わっているもんでしょうかね
 もう一つ、目の血管はある条件で見ることが出来ます。これもまぁ知られた事実ですがね
 すなわち、フィルター機能は完全なものではない
 まぁ、この血管を認識しないというフィルター機能そのものが直接関係している訳では
 ないですが、大人になってあるフィルター機能が発達したために子供の頃見えていたものが
 見えなくなるという可能性はあるんじゃないですかね

幽霊は本当にいるのか4
521 :自夜[]:2007/03/21(水) 13:51:38 ID:dNUbfqnM0
 >>515さん
 まぁ、子供の頭かち割って調べる訳にもいかないでしょうけどね
 ただ、観察は出来ますよ。観察からある程度の推論も可能でしょう
 実験で再現とかなんとか言ってる人は、その観察すら眼中にないんじゃないでしょうかね
 
 事象の収集や観察から吟味、そして仮説作り。実証実験なんてその後ですよ
 そういうのも判らん人は、相手にしても無駄ってことでしょうかねぇ

幽霊は本当にいるのか4
522 :自夜[]:2007/03/21(水) 13:56:01 ID:dNUbfqnM0
 >>516さん
 もちろんそのとおりです
 幽霊をみている可能性は否定できない
 幽霊をみていない可能性は否定できない
 
 まぁ、同義ですかね
 そう言う意味ではたいした仮説も立てられていない現状で、肯定も否定もないと
 思いますけどね。是非ともいて欲しい人、いて欲しくない人。なにか他に理由が
 あるんでしょうねぇ。知りたくもないですが

幽霊は本当にいるのか4
527 :自夜[]:2007/03/21(水) 14:31:57 ID:dNUbfqnM0
 >>526さん
 なんなんでしょうね
 
 私は幽霊とか全然見えないんで、見える人の気持ちはよく判りませんが、
 どうやら他の人には見えないらしい、自分は特殊なんだと思った時点で晒し者には
 なりたくないなんて思うんじゃないかと勝手に想像したりするわけですが、
 
 その点、どうでしょう? >見える人

前世物語 弐
185 :自夜[]:2007/03/21(水) 16:06:18 ID:dNUbfqnM0
 >>184さん
 ん〜、私は何のために呼ばれたんでしょうかね、どーでもいいですけど
 
 せっかく顔出したんで、もう暫くはそっちも見ることにします

幽霊は本当にいるのか4
535 :自夜[]:2007/03/21(水) 21:09:34 ID:dNUbfqnM0
 >>533さん
 あなたの家の構造や周囲の環境が判らないので、なんとも言えませんが、一つだけ
 
 家の中を徘徊するいたちの足音ってけっこう大きいですよ

前世物語 弐
186 :自夜[]:2007/03/21(水) 23:12:13 ID:dNUbfqnM0
 前世物語 第二部乱世編 第二十七話 明応 その一
 
 燃える石の話をした後は、おにちゃはあまり隠さなくなった。
 あの坊主とおにちゃはもともと同じ武家の家臣で、坊主は早くからある国
 に草として潜り込んでいた。
 まだ直接の戦闘がない時代、おにちゃは主家の命を受け、燃える石の調査
 を行うための旅をしていた。そうこうするうち、比較的良好な間柄であっ
 た隣国に政変が起き、当主が殺され、幼き当主の甥を擁立した連中が実権
 を握り、おにちゃの主家が恭順する守護大名某氏と対立する新興の某氏に
 己が保身の為に擦り寄った。隣国との戦が起こるのは必定であった。
 おにちゃは呼び戻され、ある砦の守備を命じられた。
 戦は隣国のその砦への攻撃で始まった。
 堅牢とはとても言い難い急ごしらえの砦。多数の戦死者を出しながらも、
 二度までは隣国の攻撃を食い止めた。
 この砦を破られると、主家の居城まで平城が幾つかあるのみ。一挙に隣国
 の軍勢が押し寄せてくるのは火を見るより明らかだ。
 砦に次々と援軍が送られる。急拵えで砦の補強が行われる。兵糧を運ぶ荷
 駄隊が送られる。土地が足りない。石が足りない。人が足りない。
 
 つづく

前世物語 弐
187 :自夜[]:2007/03/21(水) 23:15:35 ID:dNUbfqnM0
 前世物語 第二部乱世編 第二十七話 明応 その二
 
 足りない物だらけ。
 百姓がかり集められる。百姓が血の出る苦労をして山懐に作られた新田が
 掘り起こされ、掘りが掘られ、石垣が積まれる。
 荷駄の馬も百姓から取り上げたものだ。慣れない荷を背負わされて、慣れ
 ない山道を歩かされ、馬も百姓も倒れる。
 秋、刈り入れの季節。砦の作業は休まない、終わらない。
 馬をとられ、男手をとられ、それでも女子供総出で刈り入れを行う。たわ
 わに実った稲も幾反も幾反も無益に土に還っていく。
 我も苦しい、彼も苦しい。この苦しみに勝ち抜いた方に勝利が訪れる。
 家老連中はそう激励叱咤する。
 少し前まで何の不安もなく恙なく暮らしていた人々。その暮らしを守るた
 めの戦い。その戦いが人々の暮らしを、命を壊している。
 何のための戦いか。おにちゃは考えた。
 三度目の隣国の攻撃。砦の正面から押し寄せる兵隊、返す矢。破られる城
 壁、打って出る騎馬。
 戦いは一進一退となり、やがて膠着状態になる。
 
 つづく

前世物語 弐
188 :自夜[]:2007/03/21(水) 23:17:39 ID:dNUbfqnM0
 前世物語 第二部乱世編 第二十七話 明応 その三
 
 戦況が膠着すれば、守り手の方が苦しい。兵糧は日に日に減る。
 山腹を大回りして一軍を敵の背後に送り、補給路を遅うと同時に砦から逆
 に打って出るという策が練られる。
 おにちゃは敵の背後を突く一隊に回される。
 夜陰に紛れ、山中を進軍する。雑兵も兜侍も徒。途中敵の斥候の一団を慎
 重に回避する。いや、回避したつもりだった。
 夜明け前、敵の補給の荷駄隊を待ち伏せすべく、雑木林に配置している時
 に、不意を突かれた。奇襲するつもりが、奇襲にあった。
 林の中での乱戦。長物は効かない。刀と刀で切り結ぶ白兵戦。
 先手を取られたが、数で勝るおにちゃの軍は何とか敵を押し返そうとして
 いた。だが、企みは暴かれた。相当の犠牲、いや全滅を覚悟しても、敵本
 体に背後から強襲をかけないと、砦の命運は尽きる。
 そう思案したその時、おにちゃは背後から斬られた。
 振り向きざまに斬り返す。二人までは倒した。二刀、三刀と斬られる。躰
 に力が入らない。意識が混濁してきたころ、味方が駆け寄ってきた。
 おにちゃはその場に崩れ落ちた。
 
 第二十八話へつづく


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