弐千七年参月拾五日

【赤いキツネ】化かされた体験談【緑のたぬき】
42 :本当にあった怖い名無し[sage]:2007/03/15(木) 00:30:50 ID:RdhifAK00
 ちっくしょ〜〜!!!
 まりだぬきっていう莫迦タヌキに化かされちまったよ〜!!!
 くっそ〜、この思い、どうしてくれよう!!!!

【赤いキツネ】化かされた体験談【緑のたぬき】
44 :[]:2007/03/15(木) 18:27:58 ID:RdhifAK00
 敗北宣言
 
 ちょっと修行して何かを掴んだ気になっていたが、勘違いだったらしい
 >>42に誰も化かされんかったな
 やっぱり、本格的に修行をやり直すことにした。  失礼した
 
 >>43はん
 >タヌキの置物
 って、ぶらぶらしとるもんでも、くっついとったんか?
 そりゃ、災難やったなぁ

前世物語 弐
142 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:03:04 ID:RdhifAK00
 まさか、そこまでまぬけじゃないよねと思いつつ、成り行きを注目してます
 http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2chd/1173941156/2

前世物語 弐
143 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:11:13 ID:RdhifAK00
 前世物語 第二部乱世編 第二十二話 活劇 その一
 
 おにちゃも頷く。あの年増だ。
 昨日は早めに割と気分良く帰ったはずだ。そこまで思い詰めている様にも
 見えなかった。
 若旦那の父親らしいのが駆けつける。役人に何か懸命に訴えている。
 うちの息子が自ら死ぬはずがない、こんな女のことは聞いたことがない、
 この女に騙されたとか何とか、大方そう言うことだろう。
 役人は取り合わない。荷車が動き出す。残された父親は膝をつく。
 おにちゃが顎で合図する。私は目の端でとらえる。素性のあまりよくなさ
 そうな男達が土手の向こうを立ち去ろうとしている。
 女中に礼を述べ、私達は男達と反対側に行く。女中はたまらず、野次馬の
 方に行く。野次馬から知り合いを見つけ、話をしたいのだろう。帰りが遅
 くなって、宿の亭主に怒られなければよいが。
 土手が見えなくなるあたりから、おにちゃは歩を速める。おにちゃは急ぎ
 足、私は小走り。
 家並みを抜け、いくつか角を曲がる。ある角で、おにちゃが止まる。
 「ちびは、ここで見ていろ」
 
 つづく

前世物語 弐
144 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:13:39 ID:RdhifAK00
 前世物語 第二部乱世編 第二十二話 活劇 その二
 
 目を閉じなくても判る、禍々しい気配。
 おにちゃはすっと通りへ出る。おにちゃの前に男達。六人。
 男達はちょっと驚いたようだが、おにちゃを避けて通りすぎようとする。
 「昨夜もすれ違ったな」
 男達が立ち止まる。疑惑の顔。仲間達で小声で話す。
 「へへ、何かの勘違いじゃありませんか」
 声は卑屈を装っているが、目には怒り。それとも怯え?
 「なら、何故皆立ち止まる」
 顔を合わせる男達。
 「おいおい、変な因縁付けるなよ」
 男の一人がおにちゃの襟を掴もうとして、おにちゃに手首を掴まれねじ曲
 げられる。
 「うわぁぁぉあぁぁ」
 「この野郎っ」
 男達が襲いかかる。おにちゃが素早く腰に手を伸ばし、手が空を切る。
 男の一発がおにちゃの顔面をとらえる。
 
 つづく

前世物語 弐
145 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:16:12 ID:RdhifAK00
 前世物語 第二部乱世編 第二十二話 活劇 その三
 
 おにちゃは仰け反ったが、足を踏ん張り持ちこたえる。
 更にもう一発。いや、避けた。おにちゃの反撃。
 おにちゃも素手の戦いは勝手が違うのだろう。時々、手が腰のあたりを探
 す。致命的な一発は浴びていない。むしろ優勢。だが、相手もさほどやら
 れていない。
 男の一人が板塀に投げられ大きな音がする。家の中から悲鳴。野次馬も、
 ちらほら集まりかけている。
 さっさとけりを付けて、この場から消えた方がいい。私は懐に隠した手刀
 に手をかけた。
 「そいつは、仕舞っておいた方がいいですよ」
 驚いた。気配も感じさせず、肩を掴まれた。
 振り返ると妙にひょろっとした男。町娘の晴れ着のような赤、いや桃色の
 派手な柄の着流し、総髪。そして二本差し。さむらい?
 「あなたのおにいさん?けっこう遣り手ですね。だが多勢に無勢だ。素手
  でやりあうには相手が多すぎる」
 おにちゃでもここまで気配は消せない。何者?
 
 第二十三話へつづく

前世物語 弐
146 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:25:16 ID:RdhifAK00
 まとめて回答ですみませんです
 
 >>117さん
 はい、いつのまにかの再開です
 私も贔屓の作家さんの小説は好きだけど、エッセイは嫌いとかよくありますよ
 まぁ、それぞれの人がそれぞれの楽しみ方をすればいいんじゃないですかねぇ
 
 >>119 sageさん
 本物の妖怪さんはこんなもんじゃないですよ。時として、命に関わります
 まぁ、本物の妖怪さんは、こんな陰湿なことしませんがね
 本物の力をもってるから、陰湿なことする必要がないんでしょうね
 
 >>120さん
 パイパンに風当てても、なにもそよぎませんからねぇ、無駄なことですね
 
 >>132さん
 なんとか頑張らせて頂いてますです
 
 ほいじゃ、皆さん、今後とも宜しくです

前世物語 弐
147 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:41:07 ID:RdhifAK00
 まとめて回答ですみませんです
 
 >>134さん
 皆さん、これで終わったとは思っていないようで
 
 Web Site の方でも書いてますが、
 
 自夜:嵐は滅びぬ。何度でも蘇るさ。嵐こそちゃねらーの夢だからだ
 狢 :あの嵐が最後の一匹だとは思えない
 
 第一部 完
 
 です
 
 あと、蘊蓄・・・でなくって、与太話なんですが、ちゃんとつづけますので
 今、ちょっと、書き貯め分が少なくなってきていて、物語も再開したことですし、
 姑息な延命策をとっていたところです。あっさりバレちゃいましたね
 
 >>135-138さん
 予知・・・そんな能力があれば、もうちょっと楽に生きれるのかなぁ
 先が判る人生なんてつまらん と、思っちゃいますけどね
 
 >ちょっと情報をね、仕入れに来たのさ
 どんな情報でしょう? ここに書いておいてくれたら、判る範囲で回答しますよ
 
 ほいじゃ、皆さん、今後とも宜しくです

前世物語 弐
148 :自夜[]:2007/03/15(木) 19:43:01 ID:RdhifAK00
 まとめて回答ですみませんです
 
 >>139さん
 そのとおりだお
 物語を放棄する時は、逃亡宣言だお
 
 >>140-141さん
 誰も笑わない駄洒落スレでによによ笑ってしまいました
 四十代かぁ、はぁ〜〜。  いえ、私は肯定も否定もしませんよ
 
 まぁ、荒れること自体は活気のうちと思ってますんで、ここで続けたいと思ってます
 
 ほいじゃ、皆さん、今後とも宜しくです

【赤いキツネ】化かされた体験談【緑のたぬき】
46 :[]:2007/03/15(木) 19:48:43 ID:RdhifAK00
 >>45はん
 地方によっては穴熊(イタチ科)のことをムジナと呼んどったところもある
 穴熊は喰うとうまい
 
 狸は犬科の雑食で喰えないことはないが、肉に臭みがあるので香りの強い野菜を
 多量に入れて煮込む場合が多い。味噌を入れてもよい
 
 狢は明治以降は狸と同一とされておるが、犬科の肉食や。学者が阿呆なだけや
 喰うと祟られる

【赤いキツネ】化かされた体験談【緑のたぬき】
50 :[]:2007/03/15(木) 22:40:33 ID:RdhifAK00
 しゃーないやん
 元々欧米には狸はおらんかったんやから
 別にくやしゅーないけど、くやしーから、アライグマなんて呼ばんと西洋狸っち呼んだろか
 
 まぁ、それはええけど、野生の狸にもあんまりちょっかい出さんほうがええ
 ほのぼのとした見かけによらず、結構気が荒いし、動きも素早い

前世物語 弐
149 :自夜[]:2007/03/15(木) 23:49:16 ID:RdhifAK00
 もし、幽霊がそこにいて、未知とはいえ何らかの光線、すなわちエネルギーを放射しているとすると、ちょっと
 離れた人に見せたりするためのエネルギーは膨大なものになります
 従って、先に未知の物質、未知の光線という仮説を残しましたが、それがどんなものであれ、エネルギー源および
 その変換メカニズムは大がかりになってしまいます。仮説を放棄するほどのものではありませんが、かなり悲観的
 にはなります
 ところが、百万分の一ともなると話は違います。四百グラムのステーキを食べなければ動けない人と、零・四ミリ
 グラムで済む人とが同じ成果を出す訳ですから、多少メカニズムが複雑でもその規模から実現は比較にならないほ
 ど容易でしょう。ましてや、目の中の話ですがら、発光メカニズムの大半を生体から借用することだって可能な
 わけです
 さて、目の中で光った光の半分は無駄になるといいましたが、その中で瞳から外に出て行く光はどのくらいでしょう
 発光する場所にもよりますが、十分の一も無いんじゃないでしょうかね。瞳から外は更に光は広がりますから、
 幽霊を今まさに見ている人の目玉が光って見えることはまずありません
 でも、高感度フィルムなどを使用すれば、この現象を撮影することは可能かも知れません
 瞳から出なかった光は目玉のどこかにあたります。そのうち視細胞にあたる確率は更に半分くらいでしょうか
 この光は像を結びません。また、目玉が丸い、虚像を見せるとしたら黄斑部ならびに近傍と考えられることから、
 この光は主に網膜周辺部を照らすでしょう
 その光は見えるほど明るくないと思いますが、感じるとしたら視界の周辺部がもやもやと明るく感じられるでしょう
 ということは、視界の中央部は実際よりも暗く感じられ、虚像自体はその暗さに浮き上がって見えるような効果
 があるのかもしれません
 そう言えば、幽霊を描写する時に周辺部にもやもやとした霧状のものがあったりしますが、まぁこれは偶然かも
 しれませんね


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