弐千七年参月七日

【百鬼】妖怪達の集うスレ【夜行】
373 :[]:2007/03/07(水) 09:27:10 ID:KGmWJT3O0
 みんな、春の嵐は大丈夫やったかのう
 こっちは近所で大地震や
 
 まぁ、いろいろあるわの

【百鬼】妖怪達の集うスレ【夜行】
376 :[]:2007/03/07(水) 19:47:12 ID:KGmWJT3O0
 >サングはん
 どきゅんなら、夜中のコンビニの駐車場とかにいっぱい屯しとる
 あいつら、烏より数知らんから、一人二人減っても気付きゃせん
 
 でん、どきゅんの中には薬漬けになっとるやつもおる
 生は避けて、焼くか煮るかした方がええ
 
 骨とか余りもんはゴミ箱に捨てるなや、日本の警察は優秀屋からな
 余りもんは、どっか山奥に散らばらせて捨てとけばええ。埋めたらあかんど
 今の季節やったらそういうもんは全部冬眠あけの熊のせいにされることになっとる
 日本の警察は優秀やけど、どっか抜けとるんや

前世物語 弐
1 :自夜[]:2007/03/07(水) 22:00:02 ID:KGmWJT3O0
 永禄七年、きのえねの冬、雪の中で狂って私は死んだ
 
 PC用: http://anime.geocities.jp/ojiya1539/
 携帯用: http://anime.geocities.jp/ojiya1539/m/index.html
 避難所: http://hobby9.no.land.to/bbs/test/read.cgi/occult/1169303072/l50

前世物語 弐
2 :自夜[]:2007/03/07(水) 22:03:15 ID:KGmWJT3O0
 前スレまでのあらすじ
 
 ある混乱の板
 
 四十八の嵐に奪われし良心を取り戻す旅をするものがいた
 美人自称物書き、自夜(じや)
 そして、その傍若無人さが気に入り共に旅をするもの
 
 妖怪界の貴族、ななしの狢とはわしのことじゃ
 
 ある時は慇懃無礼、ある時は完全無視、
 そしてある時は勝手に晒し上げる悪行三昧
 
 その魂が救われるまで、自夜と狢の悪行の旅はつづく

前世物語 弐
3 :邪鬼丸[]:2007/03/07(水) 22:07:33 ID:KGmWJT3O0
 スレ解説
 
 人には百八も煩悩植え付けたくせに、自分は四十八かよ。いい気なもんだ
 四十八程度の良心が戻ったところで、善人になるってわけでもないだろうに
 まぁ、いい。言われたとおりにスレ解説してやるぜ
 
 ここは、まぁ自夜って変なおばさんが書きたいことを書くところらしい
 つきあうと、ろくなことはないが、書き込みは誰でも自由だ
 テーマは一応、前世・幽霊・妖怪の三つで、おばさんに聞きたいことがあったら
 聞いてもいいし、話題を振ってもいい。まぁ、好きにしてくれってことらしい
 嵐も歓迎とか言ってるけど、本心はどうかな。検証は本気で歓迎してるみたいだ
 もっとも、俺にもおばさんが何考えてるか、さっぱりわかんねぇ
 
 一応言っておくが、三悪に俺は入ってねぇぜ。俺には長〜い旅が待ってる。迷惑な話だ
 じゃ、次スレにでもまた会おう。あばよ

前世物語
894 :自夜[sage]:2007/03/07(水) 22:10:40 ID:KGmWJT3O0
 新スレにつづく
 
 前世物語 弐: http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1173272402/l50

前世物語 弐
14 :自夜[]:2007/03/07(水) 23:58:43 ID:KGmWJT3O0
 前世物語 第二部乱世編 第十五話 果酒 その一
 
 この小屋は去年の秋に建てたもの。
 あれから、何回か住まいを変えた。同じ場所で三回冬を越したことはない。
 おにちゃはその理由を言わない。子供の頃は何度か聞いたことがあるが、
 最近では聞かなくなった。
 理由がない訳ではないだろう。ただ、私が知らなくてもいい理由だ。
 今いる山にも去年初めて来た。前の小屋から五〜六里は離れている。一日
 で往復するのは難しい。
 何回か、この山を訪れ、時には野宿をした。そして、住まいの場所を決め
 ると、自分たちだけで小屋を建てた。
 小屋が出来ると引っ越し。何回にも分けて新居に運び込んだ。
 刀はともかく、槍などの大物は深夜に運んだ。
 まだ、世の中は騒然としている。昼日中に武器を運べる物ではない。
 何処かの軍勢に見とがめられれば武器の没収で済めば御の字で、間者と間
 違えられ拷問の上、頸を跳ねられるのが落ちだ。
 食糧貯蔵の洞も確保し、ようやく引っ越しが終わったのはもう晩秋だった。
 前の小屋は解体し、燃やせる物は燃やし、埋め戻して雑木を植えた。
 
 つづく


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