弐千七年拾月拾五日
幽霊は本当にいるのか25(いないのか)
782 :自夜[]:2007/10/15(月) 05:33:02 ID:Xp6CszLB0
おはやう
>>547のつづきになりますかね
前回のおさらい:太古は洋の東西を問わず、似たようなもん
どういう具合に似たようなもんだったかというと、死んだものは生きてるものに害を与えるというもの
その後、か、それとほぼ同時期に死んだものが生き返ることもあるという恐怖
前者は後世「荒魂」と呼ばれたりするものですが、当時は他の魂と区別する必要がありませんから、
そんな特別な名称はありませんし、今の感覚で言う魂というとらえ方であったかどうかも不明です
後者は後世のゾンビとかバンパイヤとかに引き継がれてますが、思想的にはゾンビ、風習的にはバンパイヤが近いかな
後者の理由付けは、割と簡単です
死んだと思われていたものが生き返ることは実際にあったでしょうし、死後の肉体の化学的変化や外的要因が、
まるで生き返ったような印象を与えることもあったでしょう
前者の理由付けは困難です
生きているものに害を与えるものはそれこそ気象現象から他の部族や獣の攻撃など具体的且つ明示的なものが多々ある
にもかかわらず、何故に死んだものが襲ってくるという概念が世界共通のものとしてあったのか
いくら考えても判りませんから、直接当人達に聞くしかないでしょう(聞ければですが・・・)
さて、思想はともかく、埋葬とか原始的な宗教とかいう文化的なことになると、かなり地域性が顕れてきますが、
そのへんは、また今度
今回のおさらい:死んだものは害を為し、偶に生き返る
前の日に逝く
次の日に逝く
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