弐千七年四月五日

前世物語 弐
274 :自夜[]:2007/04/05(木) 20:08:24 ID:BC6Zz2fq0
 >>269-271さん
 問:こういう類いのわかりにくさなので、具体的にどこ、と言われると困ります
 答:(問ではないですけど、この形式で答えます)
   それはあなたの独か威力が足りない、と言いたいところですが、私の文章が下手なんでしょう
   判りやすく書くように心がけて入るんですがね
   下手だと自覚しているから、こんなところで書いているわけでもあるんですが
 
 問:「経験が(ry」と要約したのですが…マチガッテマシタ?
 答:>>265で既に回答してますが、
   >私は自分の経験ならびに他の幽霊さんの目撃などから「あの世」はないと言ってますし
   >人文科学的にあの世を考察することは可能だが、それには私は興味はないと言っているわけです
   を「あの世については経験がないから知らん興味もない」とするのを要約というのは無理でしょう
   使っている単語を適当に拾って繋げただけとしか思えませんが
   もちろん、あなたがそういうふうに受け取るのは自由ですが、さも私の書き込みが要約どおりで
   あるように書き込むのは本人に悪意がなくても私が迷惑しますので、しないで下さいね
   (今までの書き込みは疑問形なんで、かまわないです)
 
 問:「自然科学」的存在のあの世はある、「かもしれない」とも取れますが('A`)
 答:取れますが、でなしに、そう書いてます
 
 つづく

前世物語 弐
275 :自夜[]:2007/04/05(木) 20:11:02 ID:BC6Zz2fq0
 つづき
 
 問:自然科学という言葉の初出はどうでもいいんですが('A`)
 答:(問ではないですけど、この形式で反論します)
   それでは、>>262での
   >それを自然科学だのという用語を持ち出したので、わかりにくくなった
   というのを訂正して頂けません?
   こういう言われ方されたら、今回初めて使った用語じゃないですよ、前々から使ってますよ
   って言いたくなるのが普通でしょ
   それを「どうでもいい」と言われたら怒り出す人がいても不思議でないと思いますけどねぇ
 
 問:自夜さんの中の科学的アプローチってどんな感じなんでしょうか('A`)
 答:前スレ>>865でがいしゅつです
   ●やモリタポを持っていない方でも私の Web Site の「三悪漫遊記」から見れます
   前スレは弐千六年書込み開始分にあります
   三悪漫遊記は携帯用はないんで、携帯からどうしても見たいという場合は未公開部分ですが、以下をどうぞ
   http://anime.geocities.jp/ojiya1539/yuureidangi/dai009kagakumesu.txt
 
 問:事実→の代わりに適当と思われる単語を放り込んでおいてください('A`)
 答:(問ではないですけど、この形式で答えます)
   いやです。ご自分の発言は、ご自分で責任を取って下さい

前世物語 弐
276 :自夜[]:2007/04/05(木) 20:14:22 ID:BC6Zz2fq0
 >>272さん
 蛇足があっても不足がなければ回答としては外れでなかったということでいいですかね
 
 >>272さん、>>273さん
 科学的などの用語に関してお二方のご要望があることは理解してますが、
 がいしゅつの事項に加え、
 
 ・言葉が柔らかいと言え、理由も明示せず人の発言を制限しようとしている
 ・要望に応えると、現在連載中の幽霊談義、科学メスのはなし が連載できなくなる
 ・上記連載の容認意見を持つ人がいる
 ・特殊な用語でなく、特に説明を要しないごく普通の用語である
 
 の理由により、ご要望には応じられませんので、悪しからず です

前世物語 弐
277 :自夜[]:2007/04/05(木) 22:00:08 ID:BC6Zz2fq0
 前世物語 第二部乱世編 第三十七話 洞窟 その一
 
 私はここのところ使っていなかった小屋から一番離れた洞窟へ向かう。
 この洞窟は、最も山の険しいところにあり、最も深い洞窟。
 単なる穴でなく、奥は幾つにも道分かれし、上から、下から、石の氷柱が
 生えている広間がある。
 奥は寒く、夏でも氷が溶けない。
 私達はこの洞窟の奥を生肉の保存として使っていたが、入り口近くには普
 通に乾肉、雑穀類など、そして武器を置いている。
 例によって充分確かめた後、私は洞窟に入る。入り口は狭く、中は暗い。
 私は手探りで食料を確かめる。おにちゃが来た様子はない。
 暫く山に籠もるにしろ、脱出するにしろ、当分食料を得る手段はないだろ
 う。私は乾肉、乾飯など嵩張らないものを中心に袋に詰め込み、腰に巻く。
 酒も持っていきたいが、我慢する。代わりに銭を少々懐に入れる。
 それまで腰に差していた木刀を置き、長脇差しを腰に差す。大刀はちょっ
 と迷ったが、袈裟懸けに背負う。
 準備は整った。私は洞窟を出ようとして、脚が止まる。
 「また、今日は一段と勇ましい出で立ちだねぇ、おじょうさん」
 
 つづく

前世物語 弐
278 :自夜[]:2007/04/05(木) 22:03:05 ID:BC6Zz2fq0
 前世物語 第二部乱世編 第三十七話 洞窟 その二
 
 洞窟の入り口にいつの間にか人の影。顔は見えないが、聞き間違いようが
 ないふざけた口調。
 「臼井」
 「覚えてくれたとは嬉しいねぇ。中で待ってようかとも思ったんだがね、
  思いの外寒いんで、外で待たせてもらった。おじょうさんも出てきな。
  風邪ひくよ」
 私は無言で臼井を睨み付ける。真意はわからないが、今は敵だ。
 「そんなに怖い顔しなさんな。なにもとって喰おうって訳じゃない。おに
  いさんも出てきたらどうだい。そんな足場の悪いところにじっとしてい
  るのは難儀だろう?」
 おにちゃがいる?ここからでは見通しが効かない。だが、臼井に近づくの
 は嫌だ。
 臼井はおにちゃがいると思しき方を向く。臼井の横顔。緊張もなにもない、
 相変わらずのにやにや顔。
 「そうそう、そうやって素直に出てきてくれると助かるわ。うちのもんが
  いろいろ迷惑かけたみたいだね。まず謝ろうかね」
 
 つづく

前世物語 弐
279 :自夜[]:2007/04/05(木) 22:06:27 ID:BC6Zz2fq0
 前世物語 第二部乱世編 第三十七話 洞窟 その三
 
 「貴様らの目的は何だ」
 おにちゃの声だ。おにちゃは来ていた。
 「目的ぃ?あっはっは。そりゃ、あんたの方がよくご存じでしょ」
 「なにぃ」
 「それよりも、おにいさん。あんた、相棒をもっと信じてあげなくっちゃ。
  せっかく別行動してるのに、心配だからってついて回っちゃ意味無いで
  しょ」
 おにちゃの顔が見たい。でも動けない。
 「それが、あんたの命取りになるぜ」
 おにちゃが動く気配。柄に手をかけた?
 「おっと待った待った。おれは別にあんたと斬り合いしにきたんじゃない。
  言うなら勧誘だ。あんたの知識ごと焼石のことを買いたい。どうだい、
  いい条件で優遇するぜ。おれより偉くってのは無理だがね」
 おにちゃを召し抱える?つい先刻まで殺しても構わない態度だったところ
 が?
 私は怒りがこみ上げた。
 
 第三十八話へつづく


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