弐千七年参月弐拾参日
幽霊は本当にいるのか4
600 :自夜[]:2007/03/23(金) 01:01:46 ID:DScqYr3f0
現代のおどろおどろしい幽霊のイメージでの書き物としては、浅井了意による仮名草子「伽婢子」
寛文六年(千六百六十六年)あたりが古典ですかね。牡丹灯籠の話が載ってる本です
怪談文学と呼ばれるものの発祥は室町時代で、江戸期に流行しました。ただ、私は不勉強なので、
江戸期以前の怪談文学に書かれた幽霊のイメージは知りません
日本における死者の霊のイメージは、民俗学者の五来 重氏によれば、古代にまで遡り、死者の魂は、
誰彼の区別なく、すべて荒霊として扱われ、ダダを踏み、あるいは六方を踏み、結界を張り、そこに
怨霊を封じ込めたそうです。これが日本神話の黄泉の国のイメージに繋がって行ったのでしょう
死者を荒霊ととらえ、死者の国を遠方に設定するという考えは、別に日本に限った話ではなく、
例えば古代ギリシャでは、冥府ハーデースは大河アケローンによって此岸から隔てられ、あるいはステュクス
によって七重に包囲されているという設定になっています
所謂仏とか成仏とかの概念は、これらに比べるとずっと後世のものということになります
幽霊は本当にいるのか4
604 :自夜[]:2007/03/23(金) 01:32:52 ID:DScqYr3f0
日本三大怪談は東海道四谷怪談、番町皿屋敷、牡丹灯籠らしいです
なんか、三つとも女性が主人公というのは考えさせられるものがありますが、
牡丹灯籠の原型は支那の昔話だそうで、恋する相手を憑き殺すなどというのは
なんともですが、日本にも似たような話がありまして、清姫伝説というものですが、
初出は平安時代の法華験記や今昔物語集です
ただ清姫は死して怨霊になった訳ではなく、行きながら蛇身に化けたわけですから
幽霊ではなく物の怪の類に分類すべきだと思います
平安から鎌倉にかけてはこのように霊と物の怪との混同がよく見られますが、これは
仏教の影響、というより成仏思想ですか。これによって荒霊が和霊になるという主題
を強要された結果と見るのは穿ちすぎでしょうか、例えば今昔物語集はさも日本昔話
のような題名がついていますが、天竺編から始まるその後世は仏教布教のためのテキストに
しか見えません
仏教渡来以前においては、むしろ死者の霊と物の怪は明確に区別されていたようです
(簡単に言うと、ある種の物の怪は神になれますが、霊は神域にすら近づけない存在でした)
幽霊は本当にいるのか4
606 :自夜[]:2007/03/23(金) 01:37:42 ID:DScqYr3f0
だからといって、私は仏教、まぁ成仏思想ですか。これは軽視しませんし、
仏教徒ではありませんが、盆や彼岸には墓参りをします
先祖を敬う心があるからこと、今生きている自分が何らかの形で将来に繋がる
のでしょうし、身内が死ねば、安らかに眠って下さいと祈ります
ただ、それと実在するかも知れない幽霊とはまた別の話
と私は認識してるんですがね
幽霊は本当にいるのか4
620 :自夜[]:2007/03/23(金) 10:43:28 ID:DScqYr3f0
AM電磁波やモールス信号系のパルス電磁波は比較的簡単に弾性波に変換可能ですよ
AM電磁波は振幅の強弱として音声信号等を変調させたものですが、この電波による
電磁誘導は簡単に起こります。ただこれだけでは単にAM電磁波が磁力の強弱に置き
換わっただけでなんのことはありませんが、そういう電磁誘導が隣接した二カ所で
発生するとお互い同極のあるいは反極の電磁石となりますから、もとの電磁波の強弱
に併せて振動します。この振動が伝わる物が弾性波で、空気中を伝われば通常の音波
になります(もともとの周波数に対応する波も発生しますが、これは超音波成分に
なりますから聞こえません)
この振動は微弱な物ですから通常のラジオでは聞こえるレベルまで増幅しますが、
この為に電源が必要となります
人体ラジオの起振メカニズム自体は単純ですが、面白いのは例えば入歯などが
起振源になる場合、増幅しなくても聞こえるレベルであるということです
ただ、これは近くの音はよく聞こえる(顎骨などを媒体とした場合に外部放出
が少ない=相当距離が短い)ということに他なりません
幽霊は本当にいるのか4
621 :自夜[]:2007/03/23(金) 10:52:23 ID:DScqYr3f0
>>616さん
特定の人にしか聞こえない音の原因として外部の電磁波がその原因であるという
ことは人体ラジオのメカニズムでうまく説明できると思います
あなたの書き込みでは、その外部の電磁波の発生源として放送局もしくは俗にス
ポットと言われる場所の磁場異常の可能性が指摘さていると思います
その可能性は否定しません
ですが、磁場異常の原因については言及されていませんし、電磁波以外の外部要因
で特定の人にしか聞こえない場合の可能性のなさについても言及されていません
従って、「幽霊の「実在」というのは、限り無く否定される」というのはいささか
早計ではないかと思うのですが、どうでしょう?
幽霊は本当にいるのか4
625 :自夜[]:2007/03/23(金) 11:09:58 ID:DScqYr3f0
>>619さん
ゲルマニウムラジオというのは、検波回路にゲルマニウムダイオードを用いたラジオ
のことで、シリコンダイオードに比べ、順電圧が小さいので微弱な電圧でも検波できる
という特徴がありますが、安定したゲルマニウムダイオードが開発されたころには
トランジスタが出現したため、ほとんど普及しなかったものです
人体ラジオと比するものとして、鉱石ラジオと勘違いされていませんか?
鉱石ラジオはある種の鉱物の結晶に金属線を接触させると整流効果があることを
利用して、検波回路に鉱石を用いたもので、増幅回路がなくてもかすかに聞こえる
程度の音が出ますので、工作キットとして今でも人気があるようです
人体ラジオの場合は入れ歯などの場合、整流効果はありませんので、原理は異なる
と言えるでしょう
幽霊は本当にいるのか4
626 :自夜[]:2007/03/23(金) 11:13:43 ID:DScqYr3f0
>>624さん
イオン化傾向の異なる物質を電気伝導性をもつ液体に入れると起電力が発生する
のは言うまでもないと思いましたが、説明が必要なのでしょうか
そういう学校で普通に教えていることは、自分で勉強していただけませんかね
幽霊は本当にいるのか4
628 :自夜[]:2007/03/23(金) 11:25:54 ID:DScqYr3f0
>>627さん
ゲルマニウムダイオード、定番は1N60でしょうかね
一個20円くらいのものですが、とにかく扱っている店が少ないです
もう製造していなくて、在庫の切り売りのような感じの売り方なんで、
今のうちに買っておいて、金庫にしまっておいた方がいいかもしれませんね
前世物語 弐
193 :自夜[]:2007/03/23(金) 11:30:45 ID:DScqYr3f0
あはははは
ttp://www.37vote.net/2kote/1174576285/
是非、上位入賞を果たしてみてみたいものです
幽霊は本当にいるのか4
632 :自夜[]:2007/03/23(金) 12:18:28 ID:DScqYr3f0
>>630さん
幻覚や幻聴として片付けたがる人達に対してちゃんとした物理現象で特定の人に
しか聞こえない音があるということを示す意味で人体ラジオの例を出すのはいいと
おもいますが、そうだからといって幽霊がAM電磁波を出せるかというところに持って
いく必要はないでしょう
むしろあり得る現象、たとえば、幽霊がどういう構成なのかはさておいて、幽霊が
帯電している、あるいは幽霊内部で空間の電位差があるとすれば、幽霊が移動する
あるいは人間の方が移動することで何らかの電磁誘導がおきてそれが音として認識される
といったような方向で検討すればいいんじゃないかと思います
幽霊がラジオ局開設でも悪いことはないんですがね。ラジオおたくの幽霊もいるかもしれませんし
さて、「勘違いが含まれている」。これは確かにそうです。むしろ、世に言う心霊体験の殆どが
意図的に事実を曲げたものでないにしろ錯誤とか誤認識とかがほとんどではないかと私は思って
います
そうであったにしても、それは本物の心霊体験というのは思ったよりずっと少ないぞ、ひょっと
したらないかもしれない、というものであって、全部が幽霊起因ではないと断定はできないでしょう
まぁ、幽霊はいないかもしれない、ということも言えますが、
幽霊はほんの少ししかいないかもしれない
幽霊はいっぱいいるかもしれないが、人に関わる暇な幽霊はほんの少ししかいないかもしれない
ということも言えるんじゃないでしょうかね
幽霊は本当にいるのか4
639 :自夜[]:2007/03/23(金) 14:00:14 ID:DScqYr3f0
>>635さん
視覚細胞自体がある周波数帯域の電磁波に反応する器官ですから、意外と簡単かも
しれません
むしろ皮膚感覚の方に私個人は注目してますけどね
例えば、理由もなくぞわぞわってしても、あれ、風邪かいね、ですまされている事象
も多いんではないかと
幽霊は本当にいるのか4
648 :自夜[]:2007/03/23(金) 14:22:34 ID:DScqYr3f0
>>645さん
だいじょうぶ
私なんて長年にちゃんやってますけど、いまだにわからないことだらけです
幽霊は本当にいるのか4
650 :自夜[]:2007/03/23(金) 14:43:42 ID:DScqYr3f0
人によるのかな、じゃぁ言い換えますね
>>645さん
だいじょうぶのような気がします、又は、だいじょうぶという可能性は否定できません
以下略
幽霊は本当にいるのか4
653 :自夜[]:2007/03/23(金) 14:49:33 ID:DScqYr3f0
私がいない。ちょっと寂しい
幽霊は本当にいるのか4
656 :自夜[]:2007/03/23(金) 15:01:08 ID:DScqYr3f0
>>654さん
よろこんでいいのやら、かなしんでいいのやら、よくわからないけど
ありがとう
幽霊は本当にいるのか4
683 :自夜[]:2007/03/23(金) 17:18:41 ID:DScqYr3f0
>>669さん
幽霊のおどろおどろしいイメージは江戸期の歌舞伎とか現代の映画等の創作物で
作られたものが大半なので、あまりそういうイメージに固執すると本質が見えなく
なるんじゃないですかね
実際の目撃談で明確に幽霊(らしきもの)がしゃべったというのは残念ながら
私は
「運転手さん、××まで」
というのしか知りません
あと、昔はラジオ放送はありませんでしたが、事前現象に起因するラジオ放送と同帯の
電磁波はありましたよ。一例ですが、雷がなるとラジオに雑音入ったりしますよね
あすぺは知能指数が比較的いいという特徴があるからなぁ〜〜 ひとりごと
幽霊は本当にいるのか4
690 :自夜[]:2007/03/23(金) 17:38:10 ID:DScqYr3f0
>>685さん
了解しました
「うらめしや〜」から、幽霊が喋ることに拘ってらっしゃるのかな、と思っただけです
幽霊は本当にいるのか4
691 :自夜[]:2007/03/23(金) 17:40:51 ID:DScqYr3f0
>>688さん
ひとりごとなんですがね・・・・・・うんうん
幽霊は本当にいるのか4
698 :自夜[]:2007/03/23(金) 17:53:05 ID:DScqYr3f0
>>695さん
民俗学的なアプローチということでしょうか
まぁ人文科学ですが、確かに現段階では幽霊に関して一番科学的に探求している分野だと思います
読んでいると面白いですね、民俗学者の論文などは
研究の対象はあくまで生きている、あるいは生きていた人々ですけどね
幽霊は本当にいるのか4
704 :自夜[]:2007/03/23(金) 18:15:34 ID:DScqYr3f0
ん〜
実験をやって再現できないと科学的でないっていうような考え方なんですかねぇ
それとも、所謂スポットに行ってみるってのも実験の範疇に入れてくれるんですかねぇ
闇雲に実験してもいい結果が出る訳ないし、観察されるいろんな現象(伝聞含む)から
しっかりした仮説を立てるのが先決だと私は考えますが、どうでしょう
幽霊は本当にいるのか4
708 :自夜[]:2007/03/23(金) 18:24:25 ID:DScqYr3f0
>>703さん
私のラジオの解説は>>620と>>625の事だと思いますが、「かもしれない」はどこに
あるんでしょう?
>>628はラジオの関連の書き込みですが、ここにはありますね
>金庫にしまっておいた方がいいかもしれませんね
この書き込みが、何か?
幽霊は本当にいるのか4
709 :自夜[]:2007/03/23(金) 18:27:45 ID:DScqYr3f0
>>707さん
所謂スポットに行ったレポは定期的と言ってもいいほどよくこの板に書き込まれています
どこまで本当に行ったのかは知りませんが、その何割かが本当に行ったのなら、
努力はなされていると言っていいんじゃないですかね
幽霊は本当にいるのか4
712 :自夜[]:2007/03/23(金) 18:36:10 ID:DScqYr3f0
>>710さん
「このスレ」の話と「否定派」の話だったんですか
それは私に読解力がなくて申し訳ありませんでした
そういうことでしたら、誰もしていないんじゃないですかね
このスレの所謂否定派の方は全部とはいいませんが、決めつけと勝利宣言が好きなだけ
みたいですから
幽霊は本当にいるのか4
715 :自夜[]:2007/03/23(金) 18:40:43 ID:DScqYr3f0
>>713さん
別に禅問答をふっかける気はないんですが、
実験室では再現できない自然現象を研究している人達は非科学的なんですかね?
例えば、宇宙の始まりとか
幽霊は本当にいるのか4
727 :自夜[]:2007/03/23(金) 19:08:19 ID:DScqYr3f0
>>720さん
つまり、720さんが再現と行ってるのは他の研究者による追試のことですね
ある科学者が仮説を立てて実証実験やって論文を書いた
他の科学者がその論文に書いてある方法で同じ実験をやったら同じ結果が出た
それならその論文に書いてあることは概ね間違ってないと認めてよかろう
これですね
多分ですけど、普通に実験で証明してみろというのは、さいしょの実証実験の意味合い
だと思います
さて、次に宇宙の始まりですが、この考え方は比較的近年に出されたもので、それまで
は宇宙は過去から未来まで変わらずに存在し続けているものだと考えられてきました
観測技術が進み、遠方の天体ほど速い速度で遠ざかっていることが観測されてから初めて
出された仮説です
存在するものは始まりがあるはずだ、というものではないと思いますけどね
終わりあるものは始まりがあるってのはいいと思いますけど
で、宇宙の始まり自体は実験というか人為的に再現することは不可能と言ってもいいでしょう
彼らは今まで知られている物理法則その他から宇宙の始まりの姿を推察しているわけですが、
これを科学的アプローチと認めてよいのなら、観察されるいろんな現象(伝聞含む)と既知の
物理法則から不可思議な現象の真の姿を推察するのも科学的アプローチと認めてよいんじゃ
ないでしょうかね
幽霊は本当にいるのか4
742 :自夜[]:2007/03/23(金) 20:15:41 ID:DScqYr3f0
>>739-740 長石さん
また禅問答ですが、
ある天文学者が言った言葉で「天文学者は夜空を見ろ」ってのがあるんですがね
これはまぁ SN 1987A という超新星がアマチュアの肉眼で初めてとらえられた後、
観測機器に捕らえられていたことが確認されたことに対して、研究者は観測装置
ばかりにかまっていることを戒めた言葉なんですが、どう思われますか?
あと、写真とかが無かった時代のスケッチが数多く残されていますが、これらは
科学的価値無しとして放置されているわけではなく、当時の植生などの研究では
有効に使われているんじゃないですかね
あと、本当に目でだけ見たものに科学的価値がないのでしたら、小学校で向日葵
とか朝顔とかの観察日記をつけさせるような教育は即刻止めるべきだと思いますが
どうでしょう
幽霊は本当にいるのか4
743 :自夜[]:2007/03/23(金) 20:18:07 ID:DScqYr3f0
>>739 長石さん
宇宙の始まりと終わりですが、
あのアインシュタインさんも宇宙は恒久に存在しているはずだという固定観念が
あって、自分の編み出した式に余計な項目を付け加えたという話は有名ですね
幽霊は本当にいるのか4
746 :自夜[]:2007/03/23(金) 20:37:19 ID:DScqYr3f0
>>739-740さん
禅問答の方の続きで〜す
藤原定家という人が昔いまして、この人が明月記という日記みたいなのを残している
んですが、その中に
後冷泉院・天喜二年四月中旬以後の丑の時、客星觜・参の度に出づ。東方に見(あら)わる
天関星に孛(はい)す。大きさ歳星の如し
っていう記述があるんですがね、これは百年以上前にこんなことがあったって聞いたよ
っていうことなんで、伝聞以外のなにものでも無いんですね
ここにある客星は SN 1054 すなわち現在かに星雲としてしられる残骸の超新星爆発の
ことだとあちこちに書いてあるんですが、元が伝聞ですから科学的には価値なしとして
一笑に付していいんですかね
幽霊は本当にいるのか4
748 :自夜[]:2007/03/23(金) 20:44:31 ID:DScqYr3f0
>>744 長石さん
>もし定期的にいらっしゃる時間などあるなら教えてください
ん〜、定期的っていう概念が私の生活にはあんまりないんですがね
とある筋からの要請で、日曜日はこないようにしてます
来週は多分来る時間は短いかな
ここに来る時間が無くても「前世物語 弐」スレの方は必ずいってますんで、
(と、さりげなく・・・露骨に宣伝)よろしければそちらもどうぞ
幽霊は本当にいるのか4
752 :自夜[]:2007/03/23(金) 21:03:17 ID:DScqYr3f0
>>744 長石さん
更に禅問答の続きでーす
>仮にスケッチのみが残った植物があったとしましょう
・ドードー
・モーリシャスクイナ
・ロドリゲスクイナ
・ステラーカイギュウ
動物の例で恐縮ですがね、いずれもラテン語の学名が付いた種なんですが、
いずれもスケッチや観察記録以外にはほとんどあるいは全く標本を含む資料が
残っていないものですが、学名を剥奪した方がいいですかね
幽霊は本当にいるのか4
755 :自夜[]:2007/03/23(金) 21:12:11 ID:DScqYr3f0
>>750 長石さん
現在のかに星雲の観察からこれが超新星爆発の残骸であり、だいたいいつ頃爆発
したかということは推察できます
天文学的にはこれで充分なのでしょうが、>>740で長石さんが
>伝聞なんてものは問題外です
とあっさり切り捨てたものでも超新星爆発の時期を特定するという科学的な探求
の資料として使われてますよという例を示しただけです
伝聞を問題外として切り捨てていたら、超新星爆発の時期を特定するということが
出来なかったでしょう
切り捨てるのは、その事象を吟味した後で充分と思いますがどうでしょう
(最新観測機器を用いた観測でも吟味した後で切り捨てるのはよくあること)
幽霊は本当にいるのか4
757 :自夜[]:2007/03/23(金) 21:18:47 ID:DScqYr3f0
>>755の続き かな?
まぁ、超新星爆発の例ですが、残骸からだけではどのような爆発をしたのかは
なかなか推測できないのですが、明月記を初めとして、古記録(ほとんど伝聞)
にある客星の見え方とかそういうのから、実際に爆発の様子を推定しています
ということは、伝聞といえども立派な科学的な資料となりうると言えるでしょう
えーっと、私の専門というか商売のネタというか、工学ですよ
鉄板の貼り合わせ方の方が得意です。あまりに幽霊とは関係ないんでほとんど話題に
挙がりませんが
幽霊は本当にいるのか4
758 :自夜[]:2007/03/23(金) 21:22:00 ID:DScqYr3f0
>>756さん
僭越ですが
つttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83% A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F
ということで、より詳しくは、一般相対性理論を勉強して下さいとのことです
幽霊は本当にいるのか4
761 :自夜[]:2007/03/23(金) 21:46:31 ID:DScqYr3f0
>>759 長石さん
>伝聞のみに基づいて議論をするのはペケである
それなら異議がありません
私が言いたかったのは最初っから無条件で切り捨てるなということだけですから
(それだけ言いたいのに、こんだけの長文はうざいですね、我ながら)
幽霊は本当にいるのか4
766 :自夜[]:2007/03/23(金) 22:03:20 ID:DScqYr3f0
あと一件だけ。本筋じゃないから、どーでもいいけど
>>759 長石さん
化石ですが、二種とも学名が付いた後の発見だったと思います。私の記憶ですから
定かじゃありませんが。で、ステラーカイギュウの場合、絶滅種の生域とはまったく
異なる地で発見された化石ですし、年代的にも大幅に異なり(十万年くらい)ます
絶滅種そのものの化石と考える方が危険ではないかと思いますが、どうでしょう
ついでですが、ステラーカイギュウはジュゴン科となってますが、寒冷地適応型の
カイギュウ類としてダイカイギュウ科とすることもあります
つまり、学名が付与されたころには近接種はいなかったということです
幽霊は本当にいるのか4
771 :自夜[]:2007/03/23(金) 22:53:35 ID:DScqYr3f0
>>767 長石さん
動物の学名自体は1758年にリンネによって体系化されたのが最初ですが、現在では、
国際動物命名規約によって厳格に運用されています
学名というのは実は種そのものにつけるものではなく、記載論文で指定する模式標本
そのものを示す名前なんで、一度決められたものはトンデモだろうが何だろうが
消されることはありません。例外としては種の統廃合による学名の消失と、うっかり忘れ
去られた学名と同じ学名をつけちゃって、審査の上昔の方を遺失名として扱う場合くらいです
(統廃合で廃名されずに一つの種でいっぱい学名もってるのも中にはありますが)
逆にその実在が不確かな場合は学名は付与されません
実際に生きている種でもまだ学名をもらってないのはいっぱいありますが、悪意の捏造による
もの以外で実在説が取り消されたのはほとんどないんじゃないでしょうか
さて、模式標本ですが、一定の条件を満たせば図解、すなわちスケッチでも認められます
つまりスケッチが科学的な資料となりうることを国際規約は認めています
まぁ、どーでもいー知識ですが、発足以来、後にトンデモになるものを認めるほどいい加減なもんじゃないです
前世物語 弐
194 :自夜[]:2007/03/23(金) 23:00:31 ID:DScqYr3f0
前世物語 第二部乱世編 第二十九話 英雄 その一
おにちゃは英雄であった。負け戦が続き、その勢力はかつての半分にも満
たない。再興を図るものの、意気消沈している者も少なくない。
その中での帰還である。主家当主直々に労いの言葉があった。皆がおにちゃ
の話を聞きたがった。
だが、そんな日も長くは続かなかった。何故、一人生き残った。何故、草
は捕まり、一人逃げ延びた。極めつけは燃える石の調査で、おにちゃがか
の土地に足を踏み入れたことがあるという事実。
疑惑の目が注がれていることには気付いていた。だが、おにちゃには少し
でも疚しいところはない。堂々としていよう。じきに疑いも晴れる。
それよりも、武芸を高めることだ。戦場で自分を守れるのは自分しかいな
い。
ある夜、寝込みを襲われた。刺客の一人を斬り伏せた。家中の者であった。
自分は忠ただそれだけのために、危険を冒して戻ってきた。だが、主家は
その気持ちに応えるつもりはないらしい。
何が忠義だ。
おにちゃは主家を捨てた。
つづく
前世物語 弐
195 :自夜[]:2007/03/23(金) 23:03:48 ID:DScqYr3f0
前世物語 第二部乱世編 第二十九話 英雄 その二
武家の主従から解き放たれ、何をなすべきかを考えた。
自ら浪人となり、剣の極意を極めようと修行に明け暮れる者がいる。これ
はこれでいい。剣は自分を守る。ただ、その先にあるものはなんだろう。
結局は、いい条件で仕官することではないのか。
幸いにして自分には鉱物の知識がある。今すぐに役立たなくとも、いずれ
何年後か、何十年後か、何百年後か、鉱物が全ての人を幸せに導く日が来
るだろう。その為に今調べることは無駄には終わらない。
そう悟るまで一年以上かかった。
おにちゃは山に入り、小屋を建てて住むようになった。一人武芸を高め、
鉱物の調査をし、生きるために獲物を捕った。
それだけではなかなか生活できない。里に下りて、毛皮や乾肉を売り、雑
穀や生活のための細々したものを買った。
燃える石に関係のない土地の情報を侍に売ることもあった。本来ならその
侍が上役の命により直接調査しなければならないものであったから、あり
がたがられたし、いい金になった。
だが、特定の侍との強い結びつきは好ましくない。
つづく
前世物語 弐
196 :自夜[]:2007/03/23(金) 23:06:56 ID:DScqYr3f0
前世物語 第二部乱世編 第二十九話 英雄 その三
おにちゃは時に行方をくらまし、住処を変え、遠方の国まで情報を売りに
行った。
「その帰りだ。雪の峠でちびを拾ったのは」
「落ちてたんじゃない」
岩の壁をよじ登りながらおにちゃは話を続ける。
「あの時ちびは死のうとしていた。そういうのは道端の石ころと同じだ」
「・・・」
「誰が何処で死のうとそんなことには興味はない。だが、ちびは死の意味
を知るにはあまりに幼すぎた」
「そりゃ、まぁ、あのときはよく判ってなかった」
「だから、拾う気になった」
岩の頂からは意外なほど平坦な地。おにちゃと私は雑木林に分け入った。
「これだ」
目の前に大地から顔を覗かせた黒い岩があった。
「雨が降り、水が谷を削り、地下に眠っていたこいつを掘り起こした。こ
れだけまとまった露頂は珍しい。普通はもっと判りにくい黒い泥だ」
第三十話へつづく
前の日に逝く
次の日に逝く
ほげたらもどる
2007 (c) Copyleft MUJINA