弐千七年弐月弐拾参日

■家の言伝え■
362 :[]:2007/02/23(金) 09:28:06 ID:mox65nde0
 >>361はん
 いくら妖怪とはいえ、初七日程度で成仏さすな。四十九日までまたんかい
 
 第一、勝手に殺すなや。憑くど
 
 っちゅうこって、妖怪をからかうと憑かれるっちゅう言伝えがあったら、教えてぇな

前世物語
844 :自夜[]:2007/02/23(金) 18:14:50 ID:mox65nde0
 さて、久々に幽霊談義でもしましょうかね。題して「幽霊の日常???」
 
 少女時代の加由と別れた私は残念の束縛から解放され、とにかくふらふらとしていました
 既にあちこちで書き込んでいますが、幽霊というのはとにかく喜怒哀楽愛別離苦の感情が
 希薄ですが、それなりに感情はあります。寝起きにぼーっとした頭でもなんとなく空腹感
 を感じるような状態です
 幽霊にかかわらず、世の中は生身の生物のペースで進みます。幽霊はそれをただぼーっと
 眺めている訳ですが、多少なりとも興味のあることがあれば、そちらのほうにふらふらと
 近寄ります
 私の場合はやはり若い母親の幽霊であったせいか、子供達が遊んでいるところに出くわす
 と、それをぼーっと眺めていることが多かったように思います
 日暮れ時になり子供達が家に帰ると、またふらふらと移動します。これといってあてはあ
 りません
 幽霊の移動方法ですが、空中をふわふわと浮いて移動することも、水中を移動することも
 可能ですが、気が付くととぼとぼと歩いていました。もちろん、幽霊の実体である波動の
 塊がとことこ歩いているわけではありませんが、意識としてとぼとぼと歩いている状態で、
 おそらく実体は地面付近をその速度で移動していたのでしょう
 他の幽霊に出会っても、普通は無関心に通り過ぎます。会釈くらいはすることもあります
 夜道を歩く生身の人間を見つけると、特に目的はないのですが、ついていったりします
 希にこちらの気配を感じる人もいます。急にきょろきょろしたり、早足になったりします
 その様子は何故かおかしかったですね。幽霊の数少ない娯楽とも言えるでしょう


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